ABRSM Music theory Grade5、Musical termsの勉強、まるで語学授業!とても楽しかった事。
ABRSMの Grade 5 Music theoryの試験が先々週の土曜日に西早稲田のかけはし財団の建物で行われた。これに受からないと、この先のグレードは受験できない為、私はお弟子さんに受験を勧めています。
今回は私の中学3年生のお弟子さんが二人受験して、これで私は3回目の受験指導なので、何が必要なのか、把握できていたし、試験自体もなんだか以前より簡単になってきた。ピアノの実技試験もそうで、以前の課題で受験の用意をした人達、コロナで実技試験が中断しているから、まだ以前の課題と課題曲で受験した、あるいは又備えている人たちにとってアンフェアだと思う。
しかし、イギリス系大学受験の時に級を持っていると有利だし、コンクールのように一人~3人まで賞をもらえて、後残りの皆さんはは無賞でさようなら、ではないので、私はとても良い制度だと思っています。
試験前の最終準備をしていて、TERMS, SIGNS & Instruments (音楽用語、記法、様々な楽器の種類、レンジ、記譜法)の箇所で、音楽用語のおさらいを生徒さんとしていて、まるで語学の授業の様で楽しかった話です!
西洋音楽では、イタリア語、ドイツ語、フランス語がメインで使われ、音楽という、数字では細かく測れないニュアンスは、言葉のニュアンスと同じで、同じ 強く!Forteという指示でも、様々な種類があり、又言語によって、何となくニュアンスが異なってきたり、、ピッタリするものがなかったり、、とても面白い。
ラテン語が基盤なので、もちろん英語がわかれば共通する単語が沢山あり、想像しやすい。
試験の質問の中には フランス語でのこの指示はドイツ語ではどれが近いか?などというものもある。
イタリア語には さすが 感情の起伏が激しいドラマチックな指示が多々あり、例えば、
A NIENTE = To NOTHING、、日本語で何というかな? ”無” まで、?
とか、
悲しみ、嘆き、絶望など、死、などを表す 言葉がすごく多い、さすがイタリア!
大体、絶望的に 死ぬように、、演奏する、弾く、、、ってすごい指示だなあと、改めて考えたり、テストのために復習してみると、普段何気なく分かっていたつもりの楽譜の中での指示の意味を、改めて問う。
Senza Pedale
とかはSenza Zucchero =No sugarで イタリア旅行から知っていたり、
面白いのは、
日本語で語呂合わせて
Tre corda = Release the soft padal は日本語で 取れ!=removeだからそれで覚えたり、
日本にいる外国人の生徒さん、一緒におさらいをした生徒さんはカナダ系チャイニーズのお嬢さんで、フランス語の逸話も交えて、ゲラゲラ笑ったり、、
教える私も、大変楽しかった!のでした。




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