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呼吸法のマスター

 音楽の基本は人間の息・声を使う歌です。

特に、ピアノやオルガンなどの複数の声部/旋律を一度に奏でる楽器の演奏には、ポリフォニー(複数の旋律)やハーモニー(和声)を聴き、理解する力がより必要とされます。しかしどんなに複雑な構成でも、基本的に音楽である限り、人間が楽しむ場合は私は必ず息を使って、歌ってみてフレーズを感じるべきだと考えています。

 

 ピアノは息を使う管楽器と比べ、呼吸をしなくても弾ける楽器です。しかし旋律を歌うという作業をピアノという楽器で他の声部や和声を加えながらも行うのがピアノでの音楽作りですから、基本的なフレーズの理解や、間の取り方、旋律の中の強弱の判断には、実際に歌ってみることが不可欠です。

 音程を取る=音と音の間(距離)を理解するする上で、歌うこと、ソルフェージュは不可欠です。ソルフェージュという言い方は音楽的なトレーニングの中で使われますが、私のレッスンではとにかくピアノで弾く曲の歌える部分は全て口で歌うことをしています。そして、実際にピアノの演奏中には口から息を吸っている暇はありませんので、ほとんどが鼻からの素早い息になりますが、フレーズが始まる前、フレーズ間に必ず息(鼻息)を吸ってもらってそれが習慣(演奏の一部)になるぐらいに練習していただきます。ピアノ演奏の際、呼吸する事は弾く事と同じくらい重要な要素となります。、重大な課題として「呼吸法」を習得して頂きます。

 

 

 人前での演奏の時に上がる要因の一つは、息を止めてしまうことによって肩が上がり、脳に酸素が行きずらくなくなったり、圧迫を感じる事です。私のレッスンでは、普段から徹底的に息をさせて、歌わせて、そして弾き始める前や本番前の「呼吸法」を習得いただいた上で、POSITIVE THINKINGの習慣をつけ、ピアノ以外のシチュエーションでもそのテクニックを応用できるように仕向る方法をとっています。呼吸法の他にイメージトレーニングリラックスのための体操等も取り入れています。

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