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Injury from a bike accident (自転車事故の怪我で得た事1

Golden weekの直前、自転車に乗っていて角を曲がってきた,別の自転車に当たられる事故に遭いました。別に私も相手の方もそれほど急いでいた訳では無いのです。歩道の狭さに原因があると思います。指をやられたのが大変なショックで、数日間は自転車を見ると,自分に向かって走ってくる様な気がして、これがトラウマだと理解しました。捻挫だけで済んだのは幸いでした(当たって来たのがミサイルや銃弾でなかったのも!)が、事故の翌々日に本番がありまして、迷った挙句プログラムを変更して臨みました。数週間痛みもあり、私が手が小さい事もあり、手を広げてガシッと和音を摑まないと弾けない曲は、瞬間的に鋭い痛みが走るので止して、バッハのイタリアンコンチェルトはそのままとショパンのマズルカを数曲演奏しました。以前息子がアメリカ僻地の大学に行ってしまって音沙汰が全く無くなった時、シューベルトが私の真の心の友になりましたが(その事は又別の機会に)今回のこの事故の後の治療期間には、バッハ様と最愛のお友達になる事ができました。バッハの曲は手を無理に広げなくとも、そして無理な力というか気合いを持たなくても弾ける、という事の気づきをもらいました。

  そしてまたバッハは優しい。 GWの間は外国からのお客様が来ていて、彼らに付き合って観光をしていたのでそれ程感じなかったのですが、彼らが帰って日常に帰った時、ピアノが弾けない事がなんと寂しい事かと痛感しました。だからこそ、ピアノ(楽器)を弾かれない方はコンサートなどに、癒しと力を貰いに行かれるのだろうなと。もう一つ思ったのは左手が使えない事の不自由さ。左手はベースラインを固め、ハーモニーとビート感を作り出してくれる,音楽作りの,文字通り基盤なので、これがないと、右手に失礼だけれど、ほとんどメロデイーラインだけ弾いていればいい右手に比べると、なんと沢山働いてくれていたのだろうか!と感謝の気持ちで一杯になった!もしももし、私が左手と右手どちらかを選ばなければならない と言われたら、左手を選ぶと思った。笑 私は私の左手が好き。右手さんすみません!

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